加藤ゼミナール × 合同会社八月 協働戦略

加藤ゼミナール マーケティング状況共有CONFIDENTIAL

作成: 加藤ゼミナール(澤田)集計: 直近12ヶ月(GA4/Google Search Console)ほか次回MTG: 7/17(木)15:00初回の状況共有版

01この資料について ── 初回の状況共有 実測+推定

12ヶ月アクセス(GA4実測)
約163万
年間の有料広告流入比
約31%
成約(購入・申込など)ピーク
2025年11-12月
本資料の位置づけ
初回共有・詳細は順次

本資料は初回の状況共有です。ここで全てを説明しきることはせず、詳細な元データは共有スプレッドシートに、深掘りの分析は今後のMTGで段階的にお出しします。文中の数字は 実測/推定/不明 を区別し、断定ではなく「状況と論点」としてお読みください。

加藤ゼミナールは現在も成長が続いており、新規獲得は引き続き重要です。そのうえで、いま私たちが感じている課題感は、「これまで溜まってきたリスト(資料請求・LINE・注文済みで未決済 など)をどう活用し、どんな配信・コミュニケーションで接点を温めていくかの型が、まだ定まりきっていない」という点にあります inference。新規開拓と既存活用は二者択一ではなく両輪です。7/17のMTGでは、この“活用と配信の型”を一緒に描くところから始めさせてください。

02業界の前提 ── 試験カレンダーが需要のリズムを決める 実測+推定

成約のピーク(購入・申込などの行動実測)
2025年11-12月
6月の切替需要(前年実測)
予備パック +147%
今年の変数
伊藤塾 7/20 30%OFF予告
市場の難所
学生×社会人の混在

司法試験・予備試験の市場は、試験日程が需要のリズムを決めます。閑散期・繁忙期の差が大きく、打ち手はこのカレンダーへの同期が前提になります。まずここを共有させてください。

  • 試験日程(制度) fact 予備試験=短答式(5月)→論文式(7月)→口述(10月)→合格発表(11月)。司法試験=本試験(7月)→合格発表(11月)。合格発表を受けて翌年度講座の販売が2月頃から本格化する年次サイクルです
  • “当年受験生”と“翌年受験生”が同じ市場に混在する(最重要の前提) [fact/inference] ある月の需要が高い/低いかは、この2つのコホートのどちらが動いているかで決まります。当年の受験生は基本すでに教材を購入済み=新規獲得の対象になりにくく、営業・獲得で狙うべきは多くの場合“翌年に向けて動き出す層”です。この年度軸を外すと季節性を読み違えます
  • 学生と社会人が入り乱れる市場(難所) [fact/inference] 現役学部生・法科大学院生・社会人受験生・学び直し層が混在します。GA4推定でも判明分は18〜34歳が約56%ですが35〜44歳も約24%=社会人層も厚い(顧客像は§4)

下の表は、試験イベントに対する“受験生の動きの仮説”です。年度コホートの視点で読んでください。ここは一緒に精度を上げていきたい論点です。

前年度(2025年度)月次売上の推移(百万円・季節性の目安)
16
4月
16
5月
20
6月
26
7月
39
8月
44
9月
26
10月
45
11月
56
12月
39
1月
47
2月
69
3月

試験のサイクルに沿って需要が動きます。5月がオフピーク、司法試験本試験(7月)に向け上昇、10月に一服、そして11〜12月が年間のピーク(秋の合格発表→翌年に向けた切替)。翌2〜3月は新年度講座の需要。試験日が需要のリズムを決めるのが業界の特徴です。※前年実績・傾向の目安。

時期試験イベント(制度=fact)受験生の動きの仮説(当年/翌年コホートの視点)
5月予備試験 短答式当年受験生は直前の追い込み(購入は済=営業対象になりにくい)。翌年受験生はまだ本格始動前=全体は動きが鈍い inference
5月末〜6月短答結果6月は年間有数の閑散期 fact。当年受験生は短答を終え一段落(次の購入動機が薄い)、翌年受験生はまだ本腰でない=“コホートの谷間”。不合格組の一部が翌年へ切替え始めるが、全体を押し上げるには至らない inference
7月司法本試験/予備 論文当年は受験直後で離脱・休息。翌年層の情報収集がゆっくり始まる時期 inference
8月夏休み・お盆翌年受験生が学習計画・予備校比較を始めやすい(時間の余裕)=翌年コホートへの獲得接触が効きやすい inference
9〜10月予備試験 口述論文結果・口述。翌年志望者の検討が徐々に本格化 inference
11〜12月合格発表年間ピーク fact。合格発表で翌年層の意思決定が高まる=翌年受験生の獲得最盛期 inference
翌2〜3月新年度講座 販売開始翌年度に向けた本格購入期。新年度講座の駆け込みも重なる [fact/inference]

03マーケの現在地 ── 接点によって「成約率」が大きく違う 実測+推定

年間の有料広告流入比(アクセス)
31.0%
/login/ への直接アクセス(12ヶ月)
102,726
真カート→購入購入率(28日)
5.8%
銀行振込の決済確定率
87.0%(未決済678件)

数字の細かい解釈は共有スプレッドシートに譲り、ここでは営業設計に効く一点だけ共有します。どの接点から来たお客様かによって、成約率(買っていただける率)は大きく変わります fact

最も成約率が高いのは受講相談で、相談後の購入は約56.5%(担当者差が大きく、ベテランの出口さんは75.5%)。次いでセミナー経由が27.5%、冷たい広告クリックは5%前後です。=すでに接点のあるリストを、成約率の高い相談・セミナーへどうつなげるかに伸びしろがあります。

補足(分母の注意):サイトのアクセス総数には既存会員のログイン・学習利用が多く含まれ(直接アクセスでよく開かれるのは /login/・/mypage/)、新規獲得の分母ではありません。この点だけ切り分けてご覧ください。

自然検索46%
直接(※会員利用含む)18%
有料広告31%
① 流入年間 約163万アクセス/ 直接は既存会員のログイン利用を多く含む(新規獲得の分母ではない)
▼ リード化
② リード獲得資料請求 1,579 ・ セミナー 141 ・ 個別相談 86 ・ LINE友だち 1,689
▼ 育成
③ 育成受講相談・セミナー参加/ 高関与商材では「相談」が最も購入に近いシグナル(仮説)
▼ 意図
④ 意図カート追加 2,299 → 購入 134/ 真のカート→購入 約5.8%(広告帰属値は高インテント偏りで過大)
▼ 注文
⑤ 注文受注(合格パックが受注の中心・単価は¥40万以上が9割超)
▼ 決済確定(← 銀行振込に歩留まり)
⑤' 決済確定クレカ ほぼ即確定 / 銀行振込 約87%(未確定 678件が滞留=フォロー余地)
売上・受注(事業の成果)手前の先行指標から成果を早く読む——が設計思想。数字の詳細は共有スプレッドシート。
接点(経路)成約率分母(何に対する率か)種別
受講相談 → 購入56.5%相談後の購入(出口さん75.5% / 塚本さん43.2%・受講相談者情報シート集計)fact
セミナー申込 → 受注27.5%39件/142名fact
広告クリック → 購入(Google広告帰属)5.4%451.78件/8,351クリックfact
広告クリック → 購入(Meta広告帰属)1.0%51件/5,049クリックfact
サイト全体 カート → 購入5.8%134/2,299・GA4計測(取りこぼしありで傾向値)fact

04顧客像(推定・初回版) ── データの断片から見えるペルソナ仮説 推定

GA4属性のunknown率
約90%
判明分の18-44歳
約8割
性別(判明分)
男60 : 女40
モバイル比率
82%

営業に使える人物像のたたき台です。先にお断りすると、GA4の属性データは約90%がunknownで、判明した約10%が全体を代表する保証もありません。以下は判明分の実測値とリード・受注の断片データを掛け合わせた推定ペルソナであり、出口さんが受講相談の現場(約3年)で蓄積されている感覚値と突き合わせて精度を上げたい、というのが本節の趣旨です。

判明分の実測値 [fact・母数は判明した約10%のみ]: 年齢は18-44歳で約8割(18-24: 28.5%・25-34: 27.6%・35-44: 24.2%)。性別は男60:女40。デバイスはモバイル82%。地域は東京が最多(上位12地域計の約37%)で大阪・北海道が続く都市集中

掛け合わせた断片 fact: 受注の85%が予備試験合格パック・92%が¥400K以上/LINE学習ステージ=初学者403名・受験/学習経験者223名/資料請求は多講座請求208名・郵送320名/個別相談の電話番号は090系46%/認知経路の自己申告はInstagram+Facebookで52%・検索/Webは1%(n=191)

下表の3類型は推定(inference)です。フォームに年代・就業状況を1-2問追加すれば2週間程度で分布の確証が取れるため、検証を先に回すことをご提案します。

もう1点の観測: GA4閲覧層では18-24歳が判明分の最多である一方、リード実測では大学メールが1%未満=「サイトを読む学生層」と「相談・受注に至る社会人層」の二層構造の可能性があります(学生層は無料コンテンツの読者=将来顧客のプール、という読み)inference

類型(推定)推定される像主な根拠(fact)営業での接し方(案)
A. 働きながらの予備試験挑戦者(受注の中核仮説)25-44歳・有職者・首都圏・モバイル学習・可処分時間は夜と週末受注85%が予備パック/090系46%/Facebook認知16%/大学メール1%未満/平日夜セミナーへの出席実績架電は平日19-21時・土曜午後。訴求は仕事との両立・時間効率。¥400K超は『自己投資の回収』の文脈で
B. 進路未決の初学者・比較検討層20代中心。予備試験/法科大学院/司法試験のルート選び以前で迷っている多講座請求208名/LINE初学者403名/関心タグ『総合的な相談』223・『予備校の比較』50売り込みでなく進路診断から入る(『どのルートで迷っていますか』)。ゴールは相談への着席
C. 紙で検討する慎重派やや年齢層高めの可能性(弱いシグナルの重ね合わせ=確度低め)郵送資料請求320名(住所あり)/キャリアメール7%相談招待レター→1週間後に電話フォローの2段構え。デジタル接点が細い層への数少ない接点

05いま見えている論点と、次の一手のたたき台 ── 7/17に一緒に決めたい 実測+推定

KPI案(主)
週次 相談着席数
銀振未決済の在庫(累計)
678件
相談意図の在庫(LINE)
223名
初動の時間軸(論点)
伊藤塾 7/20 前

§1の課題感(溜まったリストの活用と、配信・コミュニケーションの型づくり)に沿って、いま見えている論点と“たたき台”を並べます。断定ではなく、7/17で一緒に取捨選択したい候補です。

  • 考え方の軸:新規獲得は継続しつつ、すでに接点のあるリスト(資料請求・LINE・注文済み未決済 など)を、成約率の高い接点(相談・セミナー)や決済へどうつなげるかを設計する。§3の通り接点で成約率が大きく違うため、ここに伸びしろがある、という見立てです inference
  • 配信・コミュニケーションの型が未整備:現状メール配信はクーポン中心で、リストを温めるステップ配信やLINEでの出し分けは、まだ型が定まっていません。ここは八月さんの知見を活かしたい領域です inference
  • 層で出し分ける:学生/社会人、初学者/経験者、電話が届きやすい層/メール・DM向きの層——同じ配信でなく、層に合わせた内容・時間帯・手段が要ります(§4顧客像・スプレッドシート参照)
打ち手候補対象と規模中身(fact)/見立て(inference)アプローチ案
銀行振込の未決済フォロー注文済・支払い未確認 678件(累計)注文まで到達済=購入意思は表明済み fact。回収余地が高い可能性 inference。古い滞留と直近分が混在=鮮度選別が前提リマインド(メール/LINE)→架電。まず直近分の件数把握から
LINE相談意図タグ223名『総合的な相談』タグ保有=相談ニーズの自己表明 factLINE DM→電話で相談枠への直行オファー
多講座請求(進路未決)208名複数講座の資料を自発的に請求 fact=高関与・進路未決の読み inference診断型の電話(進路相談として入る)
セミナー参加済み・未購入約130名(名寄せ未実施=推定)クーポン経由受注12/39件=締切装置の実績 factクーポン期限を軸に再クロージング
郵送資料請求320名(住所あり)紙で検討する行動特性を自ら表示 factレター→1週間後電話の2段構え

06データの信頼境界 ── 数字を使う際の注意点(要点) 実測

既知の注意点
7点
リード名寄せ
未実施(相互合算は不可)
詳細な注記
スプレッドシート①タブ常設

数字を使う際の注意点の要点だけ先に共有します(個別の異常や細部の注記は、共有スプレッドシートの①タブに常設しています)。営業KPIの基準値は、この境界の内側で一緒に設計させてください。きれいな説明で埋めず、分からないものは分からないままにしてあります。

#注意点扱い
1広告管理画面の帰属購入率(カート→購入55.8%)はGA4実測5.8%の約10倍過大目標・KPIは実測列から取る。帰属値は参考値扱い
2GA4の年齢・性別は約90%がunknown(判明分の代表性も未検証)§4ペルソナは推定として扱い、フォーム設問の追加で検証する
3月次件はGA4購入・申込などの行動の合算(購入以外のイベントを含む)。購入単体の月次実測は直近3ヶ月分のみ11-12月ピークを『購入』で確認するのはこれから
4チャネル構成比はアクセス基準(売上寄与の比率ではない)。Direct=会員利用も最初に開くページからの推定獲得投資の評価には売上側との突合を併用する
5リード4種(資料請求/セミナー/相談/LINE)は名寄せ未実施人数を相互に合算しない(重複が不明のため)
6資料請求は総1,579名に対しチャネル記録が654名分のみチャネル別の分析は654名分に限定して読む
7銀行振込の未決済678件は累計値(古い滞留を含む)・金額は未集計鮮度で選別してから施策対象を確定する

数値の出所・分布の元表は共有スプレッドシート(別途)を正本とする。本ページは戦略の通読用サマリー。広告=Google/Meta API実測、アクセス=GA4/サーチコンソール実測、リード/資料請求/受注=WP・formrun・LMessage集計(すべて個人情報を含まない集計値)。